BIRD SONG JOURNAL / 夕方の砂浜で

2018.10.19

今朝、ベッドから起き上がる時に朝の光がとてもキレイでしばらく眺めていた。
仕事の帰り道に、ふとその朝の風景を思い出して、
空港の先にあるお気に入りの海岸まで車を走らせた。

砂浜へと続くコンクリートの坂は昼間の陽射しでまだ、ほんのりと暖かい。
そこに腰を下ろしぼんやりと海を眺めていると、南の方角には小さな綺麗な月、
そして西の方角には茜色の空が広がっていた。

「今日もおつかれさま」1日の仕事を終えようとしている太陽と自分につぶやいて、
ポケットからi Phoneを取り出し、シャッターを何度も押したけど目の前の風景とは、何か違う。

犬と散歩中のおじちゃんが「イイダッカ撮レテ?」 (訳:いい写真が撮れたか?)
と言って通り過ぎて行った。
「五感を全て使って今この自然の美しさを味わいなよ」と教えられたような気がして、
i Phoneではなく、自分の脳裏にこの美しさを焼き付けた。

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